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価値観の根っこ [地球]

月に初めて人が降り立った時、担任の先生が「これからはスピード時代」と言った。
それからの高度成長時代。
ご飯をゆっくり食べれない父は駆け込むように死んでいった。
お金を使うと経済が回るって言いながら買い物をする母。
豊かすぎる暮らしは認知症と隣り合わせ。
老人ホームに入る時、身の回りに必要なものはほんのわずかだということに驚く。
お腹のすかない子供達。
それでもお金が足りないと言う子供達。
そんなになくてもいいんじゃない?は誰も言わない。
沢山のお金はさらに沢山のお金を必要とし。
沢山のエネルギーはさらに沢山のエネルギーを必要とするんじゃないかしら?

泥沼なんだよね。


地震・津波・放射能汚染・風評被害という四重苦をイヤというほど味わい、あらゆるもの・モノを失って価値観が変わった人が大勢いる。
原発はこりごりなんだよ。

でも、この価値観の根っこを変えてしまわなければ脱原発も反原発も進んでいかない。

2月の南相馬 [地球]

南相馬も福島も日本も、生きるために何をなすべきかを考えなくてはならない。
これは南相馬の危険を知らしめて風評被害を生むためのものではありません。
この国は人災を振りまきながら、脅かすだけ脅かして気持ちを萎えさせてしまう。
人は生きるために抵抗することができるはずなのに考えることをしなくなってしまう。
人には様々な考えがあって生きる権利を持っているはずです。

死なない権利。 
病気にならない権利。
好きなところに行く権利。
ふるさとに帰る権利。
知る権利。
語る権利。
考える権利。
夢を持つ権利。
愛される権利。
愛する権利。




【拡散必須!拡散願い】原発被災地の活動で初めて振えが来た。南相馬市で採取された問題の「黒い粉」から1,000,000Bq/kgを越える放射性セシウムを検出!。市内の至る所にあり、強いアルファー線も出している。妊婦、乳幼児のいる方、児童のご両親、今すぐ避難を真剣に考えてください!!


そもそもの発端はここから始まる。

1,000,000Bq/kgという数字はそれだけで気の遠くなる危険な数字です。
そして謎の黒い粉についてはテロだのデマだの。言う人がいるのですね。
私達にとっては震災直後から心をくだいて活動してきた仲間に対する中傷に他ならないものでした。




黒い粉は確かにありました。

デマでもテロでもありません。
だいたいそんな必要がないし、みんな生きるのに忙しい。
そんなことをしている暇はないでしょう。
南相馬のふつうの人達も噂でこの黒い粉のことを知っていました。
恐ろしいことはいくらでも起こると知っている人達は震えあがっているものの
気休めを必要とはしていません。
どんなに恐いことでも本当のことを知る自由があるべきです。



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地面に沁み込んだ黒い粒に線量計を近づけるとぐんぐん数値が上昇する様子です。
ここの空間線量は0.4マイクロシーベルト、これから開校しようとしている中学校前コンビニの駐車場でのことです。

そして採取した黒い粉の上に線量計を置くと警報を出しながら・・・・・
買ったばかりの私達の線量計も19マイクロシーベルトまで駆け上がりました。
私達の線量計は危険なゾーンに入ると赤くなります。


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この黒い粉から出ている放射線はアルファー線です。
アルファー線はウランやプルトニウムが崩壊する時に出る放射線です。
アルファー線は紙を通さないので粉と線量計の間に紙をはさむと下がります。
紙を通さないということは外部被爆の可能性は薄いということですが、内部被爆は危険です。
吸い込むと癌になります。

この自然界には存在しない物質。それは原発の事故でしか発生しないものです。1年前最初の爆発で噴出し、撒き散ったものが風の流れで吹き溜まりのようなところで、今発見されたわけです。
最初は黒い粉という形状ではなかったのかもしれません。






今回は老人ホームでの演奏をしてきました。
老人ホームもホームごと避難していたのだそうです。
ボランティアはみんな避難所や仮設に行ってしまうので、震災後初めてのコンサートでした。
みんなとても喜んでくれました。

南相馬高松ホーム

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特別養護老人ホーム 長寿荘

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102歳のおばあちゃん。とてもしっかりしていらっしゃいました。

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涙がいっぱいのコンサート。
泣いちゃったねぇ。おばあちゃん。
そろそろお昼だからねぇ・・・お腹がすくとよけい泣けちゃうねぇ。



どうしようもない放射能の高さに茫然とする。
ああ、やっぱりダメなんだ。
若いお母さんと肩を抱き合って話をしました。
涙がいっぱいでした。

私達にとっては、どの涙も命の涙です。


南相馬にて・・月下美紀『墨絵アート』展 [震災]

冬の東北に向う。というのはそのまま雪の世界でした。
南相馬は雪はないけれど海風が冷たかったです。

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穏やかな瞳。
静かな語り。
この魅力的なお爺ちゃんに会うのを心から楽しみにしていました。

南相馬は出会いの場所です。

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1月22日にスタートして1週間の展示、最終の2日間、1月28日、29日は銘醸館の蔵に音楽のプレゼントをコラボさせていただきました。あえて墨絵の展示を邪魔しないコラボ。ステージは作らず、この空間の一部になりましょう。ということで月下お爺ちゃんと同化する風景になってきました。

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そのまま説明のいらないエナジー。感じるままに・・それは悲しい兎の目。切れ切れの心の像。素のままの命。あえて裸のまま展示された作品が墨の匂いそのままに朗らかな気持ちにさせてくれます。思うままに見てご覧。と言ってくださる月下お爺ちゃんです。

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もの凄く寒くて手が指がかじかんで楽器も辛かったのですが、こうして思い出せば温かい時間でした。
まずは、顔なじみのスタッフからリクエストをいただき、この南相馬でリクエストから生まれたレパートリーを書き出してみると、それを月下お爺ちゃんに書いていただいて、なんだか立派なものができて・・・その中から展示を見にいらした方、それぞれにリクエストをいただきながら演奏しました。みんながみんな想いがあるから。涙する人もあれば頷きながらの方もいて、みんな墨絵の世界に心を重ね音楽に耳を傾けて下さいました。

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リコーダー演奏にも挑戦する果敢なお爺ちゃんなのです。

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私達の演奏を懐かしいと言ってくださる方がいて、ずっとずっと私達はここにいたのだと改めて思いました。


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6月11日、みんなで作ったフェニックス、キャンドルナイトの記念演奏CD。そのままみんなの思い出です。


+チーム・ファミリアのみなさんによる、揚げたい焼き  カレーの炊き出しもありました。

 写真は、南相馬のPCの中、一昨日で原町二中避難所の残務整理が終了し避難所がなくなったので、お預けしたUSBメモリーに入れてもらってあります。次回いただいてきます。

次回の南相馬は2月17日~19日です。



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母の手仕事 [家族]

ホームの入り口、私の顔を見て嬉しそうな母の笑顔。

「あら~、今、ちょうどあなたのことを想っていたのよ」

母の歓迎の口癖。毎度の台詞なので、これが昔からの母の社交術なのだと思う。

母は認知症なので1分前のことでも忘れてしまう。
それが幸せなのかもしれない。と思うのは父が死んで3回忌もすんだのにわかったようなわからないような・・・
父と母が認知症どうしで2人だけの生活をしていた時の大変さを思い出す。
前の日記で飯館に住む老夫婦のことが出てきたけれど、本当に大変なんだから!
穏やかならばそれでいい。でも彼らの世界は人の姿こそしていても人としての営みができないのだからしかたがない。自分で判断することのできないその愛する人を守るためには何をなすべきか?
私はいつも母に嘘をつく。

「ねぇ、私は当分ここにいるの?」
「お母さんはもう3年もここにいるのよ。」
「ええ? 嘘でしょ? 私帰りたいよ。」
「今は、悪い病気がはやっているからここに居た方がいいよ。」

そんな会話を5分おきに繰り返す。

母は手仕事が好きだから私は母に毛糸を届けるのです。
手が覚えているから母は嬉しそうに私のためにせっせとマフラーを編むけれど次に私が来るときにはもう何もかもなくしてしまって。私はそれを探し出して持って帰ってきます。
沢山の作品ができたけど、母はみんな忘れてしまいます。

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2012,1,26,毛糸.JPG



今日から福島に行くけれど、母は福島がどういうことになっているかなんてわからないから、きっと楽しい旅行を連想するけれど、でも5分後には忘れてしまうので私は何も言いません。



今夜は移動。
明日のお昼には南相馬の銘醸館で演奏します。

この人の墨絵アートとのコラボです。




翻訳 [震災]

久しぶりの翻訳です。

「これ、Spiegelっていう雑誌なんですが僕達に密着取材してくれて記事にしてくれたんです。」

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先月、南相馬でいただいてきた記事。
せっかく記事になってもドイツ語は読めないと仰るので・・・本当に久しぶりに訳してみました。
電子辞書があるから、最近は便利ですね。
登場人物はは私達にとって知っている方もいらっしゃるので夢中で読みました。
ドイツの記者がどんな風に、この放射能に汚染された地域を見たのか?
これを読んだドイツの読者はどんな風に想像したか?
この記事はとても公平に正確に書かれています。

実はこの記事の最後に出てくる飯館で暮らし続ける老夫婦が、2~3日前、危機的状態になってしまいました。現在家族の方との話し合いが行われているということです。
そんなこともあって、この翻訳を公開することにしました。
立ち入り禁止区域とひと言で言ってしまえば、そこに居続ける人が攻められることになります。
でも、人の気持ちはそんなに単純じゃないのです。
決心が着くまで見守る事のできない政府は居てはいけないのだから居ない。として今まで何もしようとしなかったのです。


~お先真っ暗~我々の行く手にはもはや何も見えはしない

多くの被災者が苦境に耐えている一方で無人の村に残っている人がいます。あるがまま核の被害に立ち向かう日本人は自殺者が増加するほどに悲嘆にくれているのです。

田中家は捨て身の賭けにでているのだ。本来なら彼らは人の溢れる南相馬原町第二中学校の3階103号室いることになっていた。
彼らはそこをさらに3家族で分けることになっている。
市役所は家を無くした者のためにわずかばかりの安全な居住空間をくじで割り当てた。
しかし、田中ひろにちと彼の妻は、また何も持たずに出て行こうとしていた。彼らは緑の黒板の前の畳マットにうずくまり、彼の娘は教師の傍らで青ざめ、緊張した瞳でぼんやりとしている。
福島第一原発の核溶解。そして放射性物質が人々の家の頭上を流れ、さらに田中家は何層にも覆われてしまった。
最初、人々はとにかく、小高郷土博物館の中学校に避難。次いで隣町南相馬の市役所に避難した。その2日後彼らは再びそこを離れなくてはならなかったのでひろにちは茫然とした。
「どこにもいるところがない」
福島の町は苦しい状態にむかっていた。さらに1ヶ月後、彼らは東京の次女のもとに向う。だが、彼らは帰ってきてしまう。南相馬の立ち入り禁止区域の近くの汚染されて汚いとわかっている学校に戻ってきた。
原発事故より前、田中ひろにちは毎日、ブレーキとギアを修理した
自転車に積荷を載せて78歳にもかかわらず、すこぶる元気だった。でも今、彼は10日間の突然のできごとのために寝込んでいる。
彼は何度も娘に頼んでみたいと思うのだが50歳の娘とはほとんど話すこともなく部屋はあてにならない。時には作り笑いがうまくいくこともあるが怒りで夜中に目をさますことになるのだ。
一人の賢者が彼らの世話をしている。三浦万尚は仏教僧だという。
彼は核原子力事故への救済手段としてHeart Care Rescueを立ち上げた。彼は毎日、田中家の人達と語っている。彼の事務所は学校の1階にあり苦難のはじまりの5月から原子力の問題に対する仕事をしている。日本での3番目の災害を克服すべく動いているのだ。
まず第一に地震、そして津波。そして3番目。原子力発電所の炉が爆発した。そして今、日本は人類の深い悲しみに打ちひしがれながら闘っている。
恐怖。ことに得体の知れないことというのは人を無気力にしてしまう。自殺者の数は今年の5月日本全国で前年度を20%上回った。
孤立し、最悪の状態の福島は昨年の同じ月より19人多く、68人が自殺している。1ヶ月前、以前の川俣の住民の一人がこっそり避難所を抜け出して誰もいない家に帰っていき、焼身自殺をした。自分の家から離れ、出て行くしかないとされたある別の女性は首を吊り手紙を遺して死んで行った。
「墓場で呪ってやる」と。
帝京大学病院精神科の(ちょうよしのり)は3週間前、原子力発電所を訪れ
「多くの人々が家族を津波でなくし、家や仕事をなくした。そして放射能はみんなにやってくる。人々は未来を見ることができない。幾重にも層になった悲しみと苦悩が降りかかる。誰もそれを解決することはできない。」
三浦僧侶は何ヶ月にもわたって日産のバンに乗って立ち入り禁止区域に通っている。孤独に置き去りになっている人々。故郷を離れることに思い切れない人々を探し命をかけている。
三浦は山羊の髭をはやし、髪を後ろにリボンで束ねている。彼は厳戒領域250人以上の人々の問題をかかえている。彼は人々が眠れているか。どのくらい水分をとっているか。それでも死のうとしていないか。語りかけている。そして時には二日間何も食べていない男性のために救急車を呼んだりもするのだ。
チェルノブイリに関する国連の報告によると原子炉の環境による一番の脅威は精神的悲しみにある。その地域の人々は喫煙をし、酒をがぶ飲みし始める。人々はどのみち長くは生きられないと考えるのだ。医学的見解としてチェルノブイリが精神的トラウマになってはならないと考える。
片平智栄は学校の苦情に対する責任者として田中家の事情、どうして家に帰ってしまったかを充分把握している。
「津波で家を流された人々はもうこれ以上、瓦礫を見たくないのだ。人々は放射能を呪っている。みんな家に帰りたいと思っているよ。」
東京の政府は何につけ誰が何を言おうと、通り一遍我慢せよと
さらに酷い対応をしている。
「向こう10年間は誰も帰ってはいけないということだから。でもどうなっていくんだか誰もわからない。」と、智栄。
 政府は説明すらないままである。総理大臣菅直人は当初、原発難民に8月末まで避難所生活をすることになるだろうとした。しかし、このことはならず、多くの人々はそうこうするうちに政府の信頼を喪失した。
南相馬市長桜井勝延は言う。
「人々は自問自答している。どこに行けばいいか?金勘定はできる。でもどこで話を聞いてもらえるのか?」精力的な桜井は大惨事を通して有名になった。自身政治的リーダーの任を負い、
「今では大臣や総理大臣とも話すことができるようになったけれど、彼らの責任感が感じられない。」と言う。
 自転車老人田中は誰かが教室の黒板に貼ったステッカーを手で叩く。「福島がんばれ!」とそこには書かれている。
この種の応援スローガンに対して田中は
「もっと我慢しろというのか?どのみち死んでしまうんじゃないか。」と問うている。
 21歳の鶴巻とも子は繊細な女性で茶色い巻き毛をしている。彼女はもう医者を信じようとしない。急患受け入れ所でとも子自身が汚染されるかもしれないと思っているのだ。若い女性は診断結果を信ぜず、地域の別の医師に助言を求める。重い甲状腺の負担が診断されるということ。癌と障害を持った子供達を世に送り出すかもしれないというリスクが彼女を脅かすのだ。そこで医者は怪しげな治療を勧める。だから、とも子は誰も信じないのだ。
 それでも彼らは突然はっと飛び起きる。そしてわかっているはずのことで恐怖に陥るのだ。
「もっと具合が悪くなるかもしれない。」
でも結婚を望む。
「妊娠することは冒険なのだろうか?」
 70歳の福井さとは何度も三浦僧侶に会いにやって来る。彼女は髪をばっさり切って手首にエナメルがぴかぴか光るプラスティック真珠をはめている。
「私の夫は私が見上げると空で焼きもちを焼いてるよ。」
と冗談を言う。3月11日に津波がやってきて、さと夫人は畑から真っ直ぐ高台のお寺に逃げることができた。1ヵ月後、夫の亡骸が見つかった。彼は息子と一緒に同じ工事現場で働いていた。福井さとは彼らを確認しなくてはならなかった。彼女は衣類と金歯で確認をした。
彼女は言う。
「誰も天災には叶わないさ。でも私は放射能は憎いね。見えないしわからないもの。」
 彼女は光を失ってしまった。家族や家だけではなく故郷の村もあきらめたのだ。そして涙を拭きながら嘆き悲しんでいる。お墓に行くこともできないのだ。
支援者が子供達のためにぬいぐるみを分けていたので2つ貰って、
「1つは私の息子。一つは夫。」
彼女は1つのぬいぐるみを、いつも寝る時抱いている。
さとは南相馬に居る。町は30キロ圏内である。市民はここで避難生活に耐えなくてはならない。当局は線量計を持って検査官を家々に送った。すると59件が該当し3.2マイクロシーベルトであった。住人は助けを求めた。
どこもこのように高い放射能の地。故郷に取り残された人々にも、それはやってくる。そんな彼らのために三浦万尚は一握りの支援を毎週用意する。ヌードル、米、ビタミン剤をバンにいっぱいに積んでパトロールに出かけるのだ。白いガイガースーツとマスクを身に着け、最悪の放射能の地に出かけて行くのだ。三浦はパソコンを使って立ち入り禁止区域の道路状況、空き家の様子を発信している。雑草が道路脇半分を覆っている。ガードレールは茂みの中に見えなくなっている。
三浦は前部座席をつかみ、家々をじっと観察する。どこに洗濯物が干してあるか?ドアが開いているか?変わったことはないか・・などなど。不確かなことがあれば彼は車から飛び降りドアをノックする。
「こんにちは。誰かいますか?万尚ですよ。」
彼は今日この場所が、1時間あたり70マイクロシーベルト以上だということをものともしない貴重な存在である。
 放射能に汚染された山村飯館。道には人がいないけれど家の戸は開く。小さくて可愛らしい人が下着とジーンズで出てくる。彼は将来的には動物保護組織から家畜を取り返してここに留まることしか考えられないと言っている。三浦と彼の助手はそれでも紙パックの野菜ジュースとカップラーメンを届けに行く。おそらく彼はひっそりと留まることになるのだろう。
「僕は行きたくない。僕はここを離れなくてはいけないんだ」
と彼は言う。
新しい家は狭くて眠ることもできない。立て篭もり朽ち果てるうちに「情けない。草がみんな覆ってしまって荒地のようだよ。」
彼は放射能で汚染された家のテレビの前に、だらしなく座る。
「将来のことなんてわからない。お先真っ暗だよ。」
さらに三浦が見つけた何件かの家の人達はとても仲良く飯館に残っている。佐藤つよし84歳と、その妻久乃。彼らは家の前のベンチに座り竹の枝で体を支えている。彼らはアルツハイマーを患っている。
 妻の世界では放射能が降ってくるなどということはありえないことなのだ。と老人が言い、彼自身の世界でも不完全な管理しかできない状態で病気の妻といることは不可能である。絶体絶命である。
 ひとりぼっちだ。と佐藤は言う。みんなどこかへ行ってしまった。「私はいつまでこのままでいればいいのかわからない。たぶん死ぬまでだな。」

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1995年1月17日 [震災]

あれから17年なのだそうです。



この日を私がずっと忘れないのは自分の誕生日の前日だからなのです。
あの朝、テレビをつけた時のショックを私は思いだします。
娘が幼稚園の年長で。私はその幼稚園の母の会の会長をしていました。
すぐに役員を集めて被災地に送るお金の相談をしました。
私は誕生日が来るたびにこの日のことを思い出します。
私と同じ誕生日の人が何人も亡くなったような気がして恐くなります。


17年もたつと、もう昔のことのような気がしてしまうけれど、
日本という国はこんなにしょっちゅう大揺れ小揺れで。

それでも原子力発電所はあちこちにあるし、それで大丈夫なわけないよなぁ・・・なんて思うのです。

ぷりずむくぷれDuo [告知]

ぷりずむくぷれRe&Pf→ぷりずむくぷれDuoに変わりました。

Reリコーダー Pfピアノという意味だったのですが、最近はリコーダーとピアノに限らないので・・・
でも楽器は変わっても夫婦Duoは変わりません。
相変わらずけんかもするけれど仲良くやっています。

ぷりずむくぷれは、そのままなので後に何がくっついていようが関係ないといえばそれまでですが
どうぞよろしくお願いします。


ぷりずむくぷれDuoの今年のスタートは・・・・・


1/15(日)◆アルカフェスタ☆2曲ライブ★初春スペシャル 19:30~22:00

料金:入店チャージ500円+1drink(400円~)

2曲だけのお約束。
10組の楽しいミュージシャンがアットホームな時間を共有します。


トップバッターでリコーダーを演奏させていただくことになりました。
実は電車の時間が心配なのでお願いして早めの時間にしてもらったのです。
久々のアルカフェで新年のご挨拶させていただきます。


去年は被災地に明け暮れましたが今年は、さらにいろいろなチャンスを生かして音楽をつなげていきたいと思っています。

お近くにいらっしゃる方は、よかったら足をお運び下さい。
被災地の心の民謡も演奏させていただきます。


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アコースティック・ライブカフェ アルカフェ
〒167-0051
杉並区荻窪5-21-10-3F
E-mail alcafe@incoming.jp
tel:03-3391-2046
http://alcafe.incoming.jp/


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七草 [地球]

七草がゆが過ぎる。
ちょっと寂しいけれど、もうお正月とはさようなら・・・・


その昔、七草を摘みに行くのは女の子の役目だったのです。

七草なずな
摘みに行で
尾のない狐にだまされた


枯れ草のなかの若菜を摘んでいて、だまされた女の子はあわれである。
しかし『土佐日記』にもこれに近い話が出てくるそうで、こういうことは古くからまちがいが起きやすい?
のどかにロマンあふれる時代の物語。

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唐土(とんど)の鳥ととどどの鳥が日本の土地へ渡らん先に
なずな七草祝いましょ
とんとんとん とんとんとん


七草というと、この歌を思い出す。
そして何故か割烹着を着た祖母の後姿。
まな板と包丁。
七草を細かく細かく叩くそのはやしの音。
切りきざむというのは縁起が悪いからはやすと言います。



百人一首 [家族]

かなり積極的に参加して下さいました。

お手つきばかりだったので・・・


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お正月は平和だな・・・・


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お正月 [家族]

毎年のことながら神社の町は人がいっぱい。

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お正月は家族で初詣。

変わらないわが町の風景です。

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今年は栗きんとんが美味しくできました。

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